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佐世保女子高生殺害事件はどうなっていくの(その3)

2014/08/19

弁護士の神尾です。

 

鑑定留置されるという話まで来ました。

未成年でも、精神疾患によって責任能力がない場合(大人だと無罪になる)もありますが、本件ではそこまでには至らないだろうと思います。

すなわち、本件では、責任能力があること(大人なら有罪)を前提に処遇が考えられていくと考えます。

 

もちろん、女子生徒に会ったこともない状態で軽々に判断できるものではないですが、経験上、責任能力がないというのはよほどのことであり、報道を総合するとそこまでの状態とは言いにくいのではないかと思っています。

(病名が付くとしても、責任能力には影響しないと考えられているものが付くと思いますが、病名の予想をしても処分を考える上で意味がないことなので、割愛します)

 

鑑定留置が終わると、再び捜査機関の手元に戻ってきて、残りの勾留期間取調べを受けます。

 

そして、運命の家裁送致を迎えます。

この日を境に、捜査機関担当から裁判所担当に移ります。

 

家裁での展開予想は、また次回に。

 


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